代謝

    1. 1 ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験により、主要代謝物は側鎖の酸化により生成するω-水酸化体及びω-カルボン酸体であり、その酸化にはチトクロームP450(CYP)分子種のCYP3A4が関与することが示された。
    2. CYP2C19は代謝に関与していなかった。

  1. ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験により、フィナステリドはCYP1A2、2A6、2C9、2D6及び3A4を阻害しなかったが、CYP2C19に対するIC50値は0.97μM(フィナステリド1mg経口投与時のCmaxの30倍以上)であった 。

排泄

  1. 国内試験成績健康成人にフィナステリド100mgを単回経口投与後1日間の尿中への排泄率は、投与量の0.04%であった。